歩留り改善について_11 ~80:20の法則~

80:20の法則

 

80:20の法則、または働きアリの法則というものがありますが、これがあてはまるケースはよくあります。

 

改善活動においても当てはまります。

およそ不良の80%が、不良項目の20%で占められるのです。

 

 

パレート図を用い、不良ワースト3位の対策を重点的にするのもこのためです。

不良の種類が10項目あった場合、2~3項目で不良の80%を占めていることが多いのです。

 

限られた時間で結果を出すためには、的を絞る必要があります。

逆に言うと、全てのことに対応することは不可能です。

最大限の成果を上げるためには、全力で改善効果のある20%に対応するべきです。

 

そして改善効果のある20%、この見極めの判断を間違えないことが重要になります。

そのため最初だけでなく現状把握は常に必要で、日々の不良推移、パレート図などきっちり抑えてください。

 

そして方針転換が必要であれば、すぐに変更してください。

現場では想定外の出来事も良くあります。早め早めに対応することが結果につながるのです。