歩留り改善について_4 ~不良解析で満足しない~
解析してからの結論付け
不良の原因がわからないときに、「じゃあ、分析してみよう」となることが多いと思います。
断面を切ってみる、組成分析してみる、成分分析してみるなど色々な方法があります。
そこまでは良いのですが、分析した結果、結局原因がわからないで終わってしまうことが非常に多いです。
分析したデータの考察によっては問題解決の糸口になるのに、それを人任せにしないでください。分析をすることが大事なのではなく、そこから次につなげることが大事です。
こう思うようになったのは、分析結果だけで放置している人があまりに多いからです。
そこから何が言えるのか、結論を書きこんでみてください。
「わからない」のではなく、怪しいものは何があって、どのような理屈でそうなったのかを挙げておくのです。
そうすることで、最初に考えたFTAに書くことが増えると思います。
よく迷宮入りするのは、異物の組成分析とかですね。